被災後一週間

takayoshi-k2011-03-17

ご心配ありがとうございます。電話が通じにくいためご連絡が出来ませんでしたが、おかげさまで家族ともども異状ありません。

携帯電話から被災地の状況が伝わればとブログ更新しています。


あまりに凄まじい広範囲の大災害に言葉もなく、特に海辺の町の状態は想像を絶しています。

すこしでも早くの救助・救護、安否不明者の解明にやきもきするばかりです。


我が家は東部自動車道路で津波の勢いが止められたおかげで冠水せず、昨夜電気が通じました。
幸い水もでています。

ようやく電話も通じるようになってきました。
食料は若干米の備えがありますが物流が途絶えたままなので、この先が不安です。

霞目飛行場がこのあたりで唯一機能する飛行場のため毎日任務機の飛行音と緊急車両のサイレンが絶えません。

現在、仙台市内の小学校に開設された避難所において、周辺町内会が主体となった運営組織と地域ボランティアの皆さん、避難者の皆さん、校長先生以下の各教諭、若林区からの派遣職員、新潟市から派遣された市職員の方々と協力しあいながら、避難所の運営をお手伝いしています。

初日は千数百名の方が校舎の2階以上に津波に怯えながら避難していましたが、今は体育館に移動しました。避難者も若干減りましたが、在宅の被災者の給食も兼ねており、水、食料、燃料(灯油、ガソリン、炊き出し用のプロパンガス)が不足し、明日のための予備がない状態です。

また寒さが厳しく、避難者は毛布にくるまって暖をとっています。
口に入るのはおにぎり一個程度のカロリーとみかんまたはりんご半分程度です。
若干のチョコレート粒菓子もありますが、数は十分でなく、企業、個人からの差し入れ物品により補っています。

配給は市が臨機に手配するほか、昨日からは自衛隊大型車両が巡回し、定期便的に各避難所の要望聞きと、配給を開始してくれています。

インフルエンザ患者も数名発生し、教室の一室に隔離していますが蔓延が心配です。しかし、関西から来てくれた日赤、新潟からの医療班による巡回診察にとても助けられています。

未曾有の大災害につき、情報も錯綜し、物流も滞っていますので、どこも同じように苦しい状況と推察します。
これまでは、本避難所のことで手一杯でしたが、物資の適切な資源配分も含め、近傍の各避難所と更に横の連携を図るべく、まわってあるく予定です。


皆さんもそれぞれ大変厳しい状況と思います。2次災害、頻発する地震津波の他、各種災害にくれぐれもご注意ください。

ご連絡できていないかたにも宜しくお伝えください。

また、近況お知らせします。まずは。