仙台市若林区の仮設住宅


仙台市若林区に設置された仮設住宅の一部です。

仙台市は5月28日に説明会を開き、入居予定者に鍵を渡したそうですが、多くの方が「大安」の6月2日と8日に避難所からの引っ越しをしたそうです。

被災者の多くのかたから、安全で、比較的元の住まい近い仮設住宅等を選定したいとの希望がありましたが、子供たちの通学、自分たちの町がこの先どうなるのかということとへの心情からは当然のことでしょう。

毎日新聞がこの事情をよくとらえた記事を書いてくれてました。↓

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110609k0000e040035000c.html


仮設住宅への入居の時限は2年ですが、家屋を失った方々の心情を慮りながら、一日も早いもとの生活再建を図るための復旧・復興構想を推進しなければなりません。

ただし、都市整備は一度着手すればやり直しが簡単にはできません。
いまこそ産・官・学の知恵を広く求めて検討を重ね、30年後、50年後のことを考えた安全で強く優しい街つくりを目指していくべきです。

安全確保、職住分離及び公共施設配置、農業用地再整理、産業・観光振興、親自然環境、エネルギー転換等・・・ 政令指定都市仙台の復旧・復興は、東北の政経中枢としてのみならず、四面環海の我が国各都市、ひいては広く世界に範を示す可能性を秘めているとの思いもあわせ、自負をもって取り組んでいく価値があるのではないでしょうか。